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新版 舞踊手帖

すご~くマニアックな本だと思います。日本舞踊を実際に習っている方向けです。

もしくは、相当な日本舞踊ファンでないと、歯が立たないかもしれません。

前書きに、こんな趣旨のことが書かれています。

「作者自筆の台本や長唄・常磐津の正本の絵表紙、 絵本番付、辻番付など、初演の舞台の周辺に残された資料を整理してまとめ、内容・鑑賞・初演の解説を付す。」

・・・って、なに?って思いましたよ。

で、本当に本の中身を見たら、分かりました。 その意味が。本当にあるんです、台本や絵が付いたチラシみたいなものが。

多くの資料が江戸時代でしょうから、 もちろん白紙に筆書きの絵と文章です。それが本に載っています。(驚)本当にマニアックに役立つ本、とでも表現すればよろしいでしょうか。

多くの曲が紹介されていますが、紹介のスタイルは、

【内容】・・・その曲の概要が分かります。

【鑑賞】・・・鑑賞のポイントが解説されています。

【初演】・・・初演のデータと背景など。

【歌詞紹介】・・・歌詞が載っています。

特に【初演】の記述は、時には作詞者・ 作曲家の背景にまで触れてあったりしていて、圧巻です。

読み物としては、少々つらいですが、 資料としての価値は抜群の一冊です。

もしかしたら、 日本舞踊のお師匠さんされている方が、お弟子さんへの教えのネタに使えたりするんじゃないか、と思います。そのくらい詳細に書かれています。

新版 舞踊手帖