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立烏帽子[たてえぼし]
烏帽子[えぼし]とは、もと、古代の圭冠[けいかん]の変化したもので、元服した男子のかぶり物のひとつです。
もともとは、平絹などで袋形を作って、薄く漆を引いて張りをもたものでした。
平安時代末期よりは、紙を、漆で固く塗り固めて作るようになりました。貴族は平常用として用い、庶民は晴れの場合に用いたといわれています。
やがて、階級・年齢などによって、形と塗りが異なるようになったようで、立烏帽子[たてえぼし]は、そのひとつです。
ほかには、
■風折烏帽子[かざおりえぼし]
■侍烏帽子
■引立烏帽子[ひきたてえぼし]
■揉烏帽子[もみえぼし]
などの種類があります。
日本舞踊 長唄【京鹿子娘道成寺】では、金色の立烏帽子[たてえぼし]が用いられます。能「道成寺」 の形式を持ち込んだ形となっています。
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